偏差値60overの大学を卒業するも飲食業に就職した社畜の日記

現在23歳。新卒1年目。自分の考えを誰かに発信したくてはじめました。仕事をしながら、趣味をしながら、気づいたこと。考えたこと。を発信していきたいです✨

善良の押し付けもエゴの押し付け

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「大丈夫??」

体調が悪そうなバイトの子。

ここ数日、近くでイベントがあった関係で

お店は大繁盛。

休憩時間もいつもより少ない状態だった。

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とはいえ、その日はイベントの最終日である

日曜日。

さらに、雨もパラパラ降っていた。

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この時点で私は

夜は予想よりも客足が減るのではないか

と考えていました。

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休憩に入った彼女に

「もし、体調やばそうだったら帰っても良いよ?」

と声をかけると

いや、申し訳ないんで大丈夫です。

と、不服そうな顔。

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私の中で彼女の感情に2通り予測を立てる

①本当に体調が悪いけど申し訳ないからしんどいけど、このまま仕事を続けよう

②忙しいからちょっと疲れて、体調悪い、とさっきは言ってしまったけど、帰るほどじゃないし、なんなら給料減るから帰りたくない

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「本当に体調が悪いなら、本当に帰って大丈夫だよ??」

「いや、でもこんな混んでいる日に帰るのは申し訳ない...」

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結局、私のゴリ押しで彼女は帰ったのですが。

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この時、随分前に何かを読んだか見ただかで

悟った、エゴの押し付けについて思い出しました。

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彼女はおそらく、さっきの2通りのうちの①の気持ちで「残ります」と

辛そうにしながらも言っていました。

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それは彼女の優しさだし、

自分を犠牲にしてでも他人のために頑張ろう。

という彼女なりの善意でした。

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でも、実際には

彼女があまりにも"辛い""しんどい"

と機嫌が悪い様子が顔に出ている中

私にとって彼女が残る選択をすることは

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むしろ、彼女の

『自分は辛い中みんなのことを助けてあげた』

という"善意"という名の"エゴ"を押し付けられることだと感じたのです。

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さらに、彼女が残ったことで

『体調が悪そうな子を無理やり残した』

という負の感情を追うことにもなる。

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もちろん、彼女はそんなつもりは

一切なくて、彼女の優しさであることは

充分承知しています。

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でも、この出来事を機に

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自分にとっては"善意"であっても

他人にとっては"エゴの押し付け"である

そんなこともたくさんあるのだということを

思い出させられました。

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しかも、この善意が、

自分が好きでやっているならまだしも

彼女の場合、

"体調が悪いからできたら帰りたい"

という本心がおそらくあって。

嫌だけど、他人のためにと思って行った善意がエゴの押し付けになっていたら元も子もないな。と。

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じゃあどうすれば良いのか??

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そんなことを考えながら生きている人は

多分そんなにいない気がしますが。

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だからこそ、私自身

それがエゴの押し付けだと思う時には

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相手が好きでやっている善意

→時にはその人のために善意を受ける

相手が嫌でやっている善意

→感謝をしながらきちんと断る

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こうすることが

相手のためにも自分のためにも

こういうことって大切なんじゃないかなと

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そして自分が他者に善意を向ける時にも

"自分が好きでやる善意"だけを

無理ない範囲で提案する

くらいが丁度良いのかな。と

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